シミと紫外線

シミの原因と紫外線

シミや病の原因に繋がる紫外線

024.jpg惜しみなく降り注ぐ大陽の力は、私達が生きて行く上で欠かせない自然界の恩恵のひとつですよね。
ですが、そんな大陽から発せられる紫外線の刺激は、私達が美肌を意識する上でシミという厄介な存在を生み出すデメリットも抱えています。

紫外線刺激から肌を守ろうと肌内部のメラノサイトが働くことは、シミが作り出される原因にも繋がるものです。
だからこそ、シミのない美肌を維持するためには、紫外線を直接肌には当てない工夫を怠らないことが何より大切になってきます。

そもそも太陽からは、紫外線以外にも様々な光が発せられています。
光の中に含まれる『X線』や『ガンマ線』といった電磁波は、オゾン層に吸収されるため、地球に届くことはありません。
これらの光を受けすぎることは、がんの発症にも繋がっていきます。
対して『赤外線』『可視光線』『紫外線』の3種類は、オゾン層を抜けて地球に降り注ぐもので、中でもここで問題としている紫外線には『紫外線A(UV-A)』『紫外線B(UV-B)』の2種類が存在しています。

それぞれの光の波長の長さと地球に降り注ぐ割合については次の通りです。

赤外線  割合52%(波長760〜)
可視光線 割合42%(波長400~760)
紫外線A 割合5.5%(波長320~400)
紫外線B 割合0.5%(波長290~320)

波長は短ければ短いほど肌に接近するのと同じことですので、如何に紫外線が肌に与える影響が大きいかを理解して頂けるかと思います。
上記の値からすると、特に紫外線Bについては注意が必要ということになりますね。

紫外線は日焼けやシミを作るだけでなく、皮膚がんや白内障といった病を発症させる原因にも成り得ますので、美肌の維持だけでなく健康を考える上でも日常の紫外線対策は重要と言えます。

紫外線A(UV-A)

有害性は低いものの、日頃浴びている光線の殆どが紫外線Aです。
波長が長いので気候や天気に影響されることなく、曇りや雨であっても降り注ぎます。

また、活性酸素を発生させる力は紫外線Bよりも強くなります。

光線は肌の真皮まで届く(角質層→表皮→真皮→皮下組織の順に肌内部へ向かう)ため、真皮において肌の弾力を司るコラーゲンやエラスチン線を切断してしまうと、シワ・たるみなどを促進してしまう恐れがあります。
肌色を褐色させるメラニンを作り出すのも紫外線Aの影響です。

紫外線B(UV-B)

以前はオゾン層で吸収されていた光線ですが、地球温暖化などの影響により地表にも届くようになりました。有害性は紫外線Aの100倍から1000倍強いと言われています。気候や天候によって降り注ぐ量は異なり、夏場の晴天時が最も影響ある時期となります。

有害性の高さから、免疫力の低下、皮膚がん、白内障といった病気を発症させる可能性も秘める光線です。表皮あたりまで届くため、お肌のシミ、シワ、乾燥などにも影響します。浴びることで一時的に肌が赤くなったり水ぶくれができたり、痛みが出るようなケースもあります。

紫外線が与える影響が肌のシミ以外もあることが注目されるようになり、1998年には、それまで母子手帳に記載されていた「日光浴のすすめ」という項目についても削除されるようになりました。
生まれて間もない赤ちゃんや成長過程にある肌の薄い子供達は紫外線の影響を受けやすい状態にあり、この頃に受けた紫外線刺激が大人になってからの発がん率を高めることなどから、その悪影響も広く認知されるようになってきています。

例えば、紫外線対策をしっかり行ってきた場合であっても、ある歳に大量の紫外線を浴びてきた経緯があれば、その後皮膚がんを発症する可能性があると言われています。

1歳時に紫外線を大量に浴びた→18歳で発症
5歳児に紫外線を大量に浴びた→28歳で発症
10歳児に紫外線を大量に浴びた→38歳で発症

これらはあくまで一例で大袈裟な考え方にも思えますが、小さなお子さんにとってはその位、紫外線対策は重要なものとなってきています。単にしわやシミ対策のためだけでなく、子供の健康を守る上でも紫外線対策が重要であることを知っておいて頂けたらと思います。

また、紫外線の種類については、紫外線A紫外線B以外にも実は紫外線C(UV-C)が存在しています。
これは波長200~290のもので、身近な所で言えばトイレなどに設置してある殺菌灯から発せられています。

殺菌灯の注意書きには絶対に覗き込まないようにといった注意があること、また医療現場でも使われていることからもわかるように、その威力は強力なものです。しかも紫外線Cは、波長200~290と紫外線の中でも最も短い波長をもっており、肌に対しても大きなダメージを与える可能性を秘めています。

今のところ、オゾン層で吸収され地球に影響は与えていないとされていますが、地球温暖化の影響により、標高の高い山の頂上へは既に届いていることが確認されています。

つまり、近い将来この紫外線Cも、肌に大きな影響を与える刺激的な紫外線になることが予想される訳ですね。

では次に、そんな刺激的な紫外線の影響を避けるための具体的な対策方法について触れていきたいと思います。どのようなケアが適切なのか、正しい対策方法について認知していきましょう。